Eigamuroのブログ

映画は映画館で観たい。なんで? &映画や旅等に関する雑学ノート

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

映画館で映画を観るということは・・

想田和弘氏の 『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)を読んだ。想田さんのドキュメンタリー映画は「観察映画」というもので、どうしてドキュメンタリー映画で、しかも観察映画なのか?というところの、解明が書いてある。テーマをきめない…

『凍』再読

沢木耕太郎の『凍』(新潮文庫本)を、また読んだ。 あらためて、沢木耕太郎の文章に感心した。この本は、山野井泰史と妙子夫婦のギャチュンカン北壁登攀(と、そこからの生還)の物語。山野井泰史が、どうしてギャチュンカンの壁をのぼろうと思う様になるかのと…

『終戦のエンペラー』

『終戦のエンペラー』(2012)を再見して。チョット変な感覚を覚えた。 『あ~~~造っているな~。』と。そして、出演者たちに実在感を感じた。現実に存在する人が俳優として演じているのだと確かに思えた。私は、幼少時の体験によって現実から逃げて内向した。 しか…

記録と記憶。

私は記録したがる方だった。 写真、日記、記念品、切符、チラシ、テープ等など。なんでも残しておきたくなった。 なぜなら、自分の存在感が素直に信じられなかったから。 そういった記録ものを残しておいてみることで、自分はあの時確かに存在していたと自己…

『物語の役割』

小川洋子、著『物語の役割』、筑摩書房・ちくまプリマー新書、より。帯には【人間は、なぜ物語を必要とするのか?ーーその秘密を作家が解き明かす】 裏表紙に。【私たちは日々の受け入れられない現実を、自分の心の形に合うように転換している。誰もが作り出…

感覚(体験)、記憶

体験したことが、すべからく、その人の心身に影響を及ぼす、とは限らない、と思う。同じ時空間にいて、同じ体験を共有した者どうしであってもお互いの感覚記憶が同じにはならない様に、その人自身がどの様な状況でどの様なものを見て感じたかで、その人の記…

『デジャヴ』(2006)再見

製作、ジェリー・ブラッカイマー 監督、トニー・スコット 出演、デンゼル・ワシントン、ウ゛ァル・キルマー映画『デジャウ゛』(06) をみた、のだけれど・・・ 。。再見したけど、やっぱり解らない。 スッキリしないわけは、、いくつかあるけど、 ひとつに…

映画24区

『映画24区』という映画会社を知った。きっかけは、池田エライザという人が初映画監督したという映画情報を目にしたからだ。。『夏、至るところ』というその映画を製作したのが映画24区という会社だった。その映画情報にどうして目をとめたのか?は、もう思…

シネカノン

の設立代表者、李鳳宇、という人は、1960年京都市生まれ、 東京の朝鮮大学校卒業後フランスのソルボンヌ大学に留学(何を専攻していたかは不明)、帰国後、徳間ジャパンにて映画プロデューサーの道を歩みだしている。 なお、在日韓国人で、朝鮮籍から変更と…

『かもめ食堂』(2006)

これは、映画を先にみていた。 だから、色々、疑問があった、けれども、後に小説を読むことができて、それからDVDを買って再見したりして、それらは殆ど解消した。 で。以下、小説を読む前に書いたもの。―――――――――――― この映画には、私の興味をおおいにひく…

『劔岳/点の記』

『劔岳/点の記』(2009) これはもぉぉ~~~~… すごい。 願わくば、も少し、山の映像にひたっていられる様な、そんなじぃっくりした長さのシーンが、欲しかったなぁ。 俺としては、あ、この絵、もっと見ていたいのにぃ、てなとこが。 上映時間2時間19分。 ぜ…

『植村直己物語』(1986)

DVDで。上映時間二時間。だけど、、感動しました。 脚本が岩間芳樹と佐藤純弥。 やはりうまい、と思った。岩間芳樹、映画の方はさほど多くない。 植村直己という実在した人の人生を物語化する際、どこに焦点をあてるかが鍵になると思うが、この物語は、奥さ…

山岳映画。?

『エベレスト神々の山嶺』をみた際、 ツッコミどこいくつもあって、全くなんじゃこりゃ~~~って感じした(特に尾野真千子が山に向かって叫ぶとこ)ものだが。山岳映画と山岳アクション映画とがあると思う。 山岳アクション映画は、スタローンの 『クリフハンガ…

『めまい』関連

A・ヒッチコック監督の『めまい』、 特に、撮影技法に関して。 以前に、世界で初めてズームレンズ撮影された映画として、『夜の大捜査線』('67) をあげたことがあったのだけど。 それは間違いだった。 検索によるウィキペディアにあったものを、そのまま引…

『夜の大捜査線』、関連で

改めて、『夜の大捜査線』。1967年公開。 DVD買ってあったからまた見てみた。この映画に関しては、 映画の内容そのものよりも、この映画に関することどもの方のが、私にとってはより興味深いのだった。その一つが、映画でのズームレンズ撮影についてのこと。…

リトルショップオブホラーズ

『リトルショップオブホラーズ』 1960年 製作・監督、ロジャー・コーマン脚本、チャールズ・B・グリフィス 【 B級映画の帝王ロジャー・コーマンの異色作。低予算ながらカルト的な人気を得た。無名の頃のジャック・ニコルソンの、最初の「存在感」で有名】 で…

ロジャーコーマン

ロジャーコーマン。・・!ジャックニコルソンに関して調べていたところからだった気がする。 『カッコーの巣の上で』が好きだったし、『シャイニング』の、あの顔が忘れられないし、だったりして。 それから、『イージーライダー』をみて、ここに出てたジャ…