Eigamuroのブログ

映画は映画館で観たい。なんで? &映画や旅等に関する雑学ノート

山岳映画。?

『エベレスト神々の山嶺』をみた際、
ツッコミどこいくつもあって、全くなんじゃこりゃ~~~👊って感じした(特に尾野真千子が山に向かって叫ぶとこ)ものだが。

山岳映画と山岳アクション映画とがあると思う。
山岳アクション映画は、スタローンの
クリフハンガー』('93)とか、『バーティカルリミット』(2000)など。山岳地帯でのアクション映画。
山岳映画というと・・『劔岳/点の記』かな?

そうして、
・・?詳しく調べてないから自分の感じでしかないんだけど、エベレストよりも(世界第二位の)K 2が舞台の映画のが多いんじゃないだろうか。
バーティカルリミット』の舞台もK2だったし、フランクロッダム監督(は『さらば青春の光』で有名だと思う)の、
『K2 ハロルドとテイラー』。1991年公開。
日本での題名は『K2 愛と友情のザイル』
これは見たことある、けれども、だぁ~いぶ昔。藤岡弘が出ていたけどほんのちょっと、台詞もチョットだけ、といった程度の記憶。

私は未見だけど、『K2 初登頂の真実』(2012年)というのも。
これは、K2に初登頂したイタリア隊の話し、らしい。
「初登頂の真実」とあるが、初登頂者に関してのこと(謎とか)ではなくて、当時最年少で登山隊に参加したWボナッテイに関する(不当な批判?の)ことのようだ。

そうして、
ドキュメンタリー映画
『K2 白き氷河の果てに』。
1977年にK2に挑んだ日本隊の記録。

1978年6月公開。 122分。
東宝東和創立50周年記念作品。
K2日本人初登頂劇場用長編記録映画。
企画・製作、北斗プロダクション。
製作、蔵原惟二
監督、門田龍太郎
音楽、いずみたく
歌、上条恒彦
ナレーター、中村吉右衛門

ラストの方、高みへとひたすら登る登山者を、カメラは上の方からとらえ続ける。
動きはまことに鈍い。呼吸音がだぶる。 そこに、作詞岩谷時子で、上条恒彦の歌が流れる。
ここらは、映像の力あり、って感じだったと思う。

隊員たちは、自費を捻出して参加してる。学校教師、スナック主人大工山小屋従業員公務員などなど。 勤務先をやめてきた人もいた。
そんな人たちの寄せ集め。?
映画は、参加者たちのバックグラウンドには触れず、ひたすら山登りの記録に終始する。
ここに、『狼は帰らず』(佐瀬稔・著)の、森田勝が参加してた。が、森田は登頂できなかった。選ばれなかったのだ。森田はそれを不満とし隊を離れた。

K2、8611メートル、世界第二位の高峰。1954年イタリア隊が初登頂。日本隊は二番目。 1977年8月8、 9日の二度。

 この映画のパンフレットをもっていて(入手時期や経緯はもう判らないが。つまり、映画館で観た際に買ったものなのかor後でどこかで購入したのか。?)、これが一番記憶に残っている。
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