Eigamuroのブログ

映画は映画館で観たい。なんで? &映画や旅等に関する雑学ノート

『パリテキサス』

『パリ テキサス』(1984)をみた。きっかけは、藤原伊織の小説『遊戯』だった。ここに『パリ テキサス』が出てくる。それで、見てみたくなっていた。 ネット内でのビリヤードゲームをやっている本間は、そこで「パリテキサス」というアカウントネームの女性と出会った…

昭和の怪物/七つの謎

『昭和の怪物 七つの謎』(講談社現代新書)、という本を、たまたまいただいて読み始めてから、同じく保阪正康氏の本『昭和史 七つの謎』(講談社文庫)を見つけて購入して、その後、加藤陽子氏の『とめられなかった戦後』(文春文庫)を読みかえした。 これ…

『できそこないの男たち』

光文社新書。 ¥820+税 著者、福岡伸一 1959年東京都生まれ。 京都大学卒。ロックフェラー大及びハーバード大研究員、京大助教授を経て、青山学院大学理工学部化学・生命科学科教授。専攻は分子生物学。 「地球が誕生したのが46億年前。そこから最初の生命…

映画館で映画を観るということは・・

想田和弘氏の 『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)を読んだ。想田さんのドキュメンタリー映画は「観察映画」というもので、どうしてドキュメンタリー映画で、しかも観察映画なのか?というところの、解明が書いてある。テーマをきめない…

『凍』再読

沢木耕太郎の『凍』(新潮文庫本)を、また読んだ。 あらためて、沢木耕太郎の文章に感心した。この本は、山野井泰史と妙子夫婦のギャチュンカン北壁登攀(と、そこからの生還)の物語。山野井泰史が、どうしてギャチュンカンの壁をのぼろうと思う様になるかのと…

『物語の役割』

小川洋子、著『物語の役割』、筑摩書房・ちくまプリマー新書、より。帯には【人間は、なぜ物語を必要とするのか?ーーその秘密を作家が解き明かす】 裏表紙に。【私たちは日々の受け入れられない現実を、自分の心の形に合うように転換している。誰もが作り出…

『知の挑戦』

最近、立花隆の『21世紀 知の挑戦』を読んだ。 文春文庫。2002/08/10、第一刷。この文庫本は2002年に発行されたものだが、新刊本は2000年7月に刊行されている。 その、オリジナル記事は文藝春秋に掲載されたもので、初出掲載は1999年の二月号だった。以後、…

『サピエンス全史』

『サピエンス全史』を読んだ。正直言って、途中飛ばし読み、になってしまった。記述がくどいと思ったから。 それでも、やはり!面白く読んだ。訳者の翻訳力(日本語能力)に敬意を表したい。私は、現在の地球上にいる人類がどうしてホモサピエンスだけなのか?前か…

『旅行記』もの

旅情報のガイドブックのことではない。 旅行体験記。 これはもぉ、関心がなけりゃ、だから?ってなもんで。 どんなにすごいこと(本人にとっては) をしたとしても、共感をよばなければ話しにならない、だろう。? ふ~~~~ん、あらそう? で終わり。 。? …

『凍』

沢木耕太郎 著 『凍』 (とう)。 新潮文庫。 【最強のクライマー、山野井泰史が妻・妙子と挑んだ魔の高峰は、絶望的状況下で二人に究極の選択を強いた――奇跡の登山行と人間の絆を描き出す。】沢木耕太郎が、山野井夫妻の奇跡の登山行を描く、?――?。 本の後…

憧れ。冒険記

昔々、(私がまだ10歳代だった頃)、 探検や冒険に憧れていた。遥か彼方の異郷の世界。北は浅間山、南に八ヶ岳、山に囲まれた、東信州佐久盆地に生まれ育った私は、その山の向こうを全く知らなかった。そうでなくても、自閉的だった。 小中の頃の思い出はあま…

『旅する巨人』

『旅する巨人』 副題、「宮本常一と渋沢敬三」 佐野眞一、著。文春文庫。 これは、だいぶ前に新刊本で読んでいたが、文庫化されたんで文庫本を買った。本文庫の親本刊行は、1996年11月。同じく文芸春秋社より。今では宮本常一の名はだいぶ知られるようになっ…

『映画で読むアメリカ』

「映画で読むアメリカ」 朝日文庫。 1995.7.1.第一刷発行。 著者、長坂寿久単行本は、1990年文藝春秋から刊行。原題は『映画、見てますか?――スクリーンから読む90年代のアメリカ』 長坂寿久・・1942年神奈川県生まれ。明治大卒後、日本貿易振興会、入会。 …

『ヌーベルバーグ以後』

鶴見俊輔をあげていた。 『以後』とある、からといって、以後だけじゃなくて、ヌーベルウ゛ァーグのことを書いているし、何よりもフランスのことだけじゃないとこがまたすごくて、 日本はもちろん、アメリカ合州国のニューシネマのこととか、さらにはブラジ…