映画って?
映画って、なぁんか、不思議。
19世紀末、パリで誕生した映画。
100年以上の歴史を経て、今や映画は多種多様な性質を有するに至っている。
SF特撮、科学教育、宣伝(プロパガンダ)、個人、芸術、そして娯楽。
映画について考えるアプローチも、娯楽、社会経済、商売、芸術、哲学などがあり、映画学という学問そのものが発達してきているようだ。
映画って、
けっこう不思議なものだという感じがする。
昔、田舎から都会に出て一人暮らししてた頃に、東京で(新宿西口の歩道橋の方だった)ロケ現場をみて、関口恵子と松田優作をみかけたことがあったけど、
あ~~、ほんとにいたんだぁみたいな感じがした。
外国映画も。
なんというか、どうとらえていいかよく判らなかった。
今ではそういうことはなくなっている、と思うけど。。
少なからず外国へも行ってるし、外国人とのつきあいもしてきてるし、どんな人であろうとも人間に変わりはないと実感できるし、
カメラの前に、現実世界が、生身の人間がいることを、私は知っている。実感できる様になっている。
………
けれども、やっぱり映画がいまいちよく判らない。
不思議な感じ。
上映されるまでにかかるてまひまとお金。
時間とけして少なくないお金をかけて、わざわざそれだけのことをしようとする行為。
大変なことだ。
どうしてそんなことをしたがるのだろう・・?
出来上がった映画をみる側は、そういった製作者側のことは無関係だ。 できあがった作品がすべて。
まぁ、なんでこうなったかなぁとか、ちょと変じゃない?ってなものが、ままあるけれど。
せっかくてまひまかけて創ったはずのものなのに、たいして話題にもならずさっさと打ち切りになって、その後にも上映されることも聞かないで終わってるものもあったりして。 それで大丈夫だったんだろかなんて、他人事ながら心配してしまうようなものもある。
それから、
素朴な疑問といえば。
なんで映画をみたくなってしまうのだろぅ・・?
私の場合は映画館へ行きたくなってしまうわけだけど。
映画館の、あの暗がりの中での、麻薬的中毒から、抜け出せている、かも。
あの暗がりの中でスクリーンを見ていられる一時が、、たまらないんだなぁ・・
ちなみに、
劇(演劇でもオペラでもミュージカルでも)はみたいとは全然思わない。
素直に共感できない。舞台の上の人間たちを生身のものと認識してしまってるせいか?
そういえば、コンサートにもいってないなぁ。
そういう非日常的なものを、だんだん必要とはしなくなってきてるのかもしれない。