Eigamuroのブログ

映画は映画館で観たい。なんで? &映画や旅等に関する雑学ノート

フジテレビ。五社英雄

最初に映画製作したテレビ局会社は、フジテレビ、だと思う。
五社英雄監督映画『御用金』(1969年)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%94%A8%E9%87%91_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

と、いうか。
五社英雄」で検索してみたら、
五社英雄は、もともと映画を造りたかった人だった。
ところが、どういうわけか?、明治大卒後受けた各映画製作会社は全て不合格で、(昭和30年前半、その当時映画監督になるには映画会社に入って下積みから監督を目指すしかなかった)
それでもなるべく映画業界に近しい(と思える)マスコミ業界を目指して、民放ラジオ局のニッポン放送に採用されて入った。しかし、どうしても映像製作をしたかった五社は、同期入社でフジテレビの編成部に移った村上七郎にくいさがって、村上を動かして、フジテレビに出向(1958/06/02)、後、正式移籍してフジテレビの社員となり(1959,昭和34年1月)、数ヶ月後には、テレビドラマシリーズ『刑事』をてがけた(1959/6月から)。

フジテレビ会社設立は1957年11/18だが、本免許取得が1959年1月で、2月に入って試験放送開始。したがって、フジテレビ開局は1959年(昭和34年)。
因みに。
民放テレビ局開局は、日本テレビが一番早く(1953年、昭和28年)、ついでTBS (1955)。
フジテレビ開局は、民放テレビ局開局としては出遅れている。

1963年にテレビ時代劇『三匹の侍』を演出、『三匹の侍』は翌年に映画化された。この映画化にフジテレビは加わっていない。製作会社は、さむらいプロダクションと松竹。
そうして、フジテレビが映画製作にのり出した『御用金』、となる。
それから、角川春樹製作の『人間の証明』(1977)にも参加、
1983年に『南極物語』。
けれど、
フジテレビが、より本格的に映画製作に乗り出していくのは1980年代後半になってから、と言っていい、と思う。

テレビ局開局では後発のフジテレビが、テレビ会社としては最初に映画製作を始めた、というのも興味深いが、
五社英雄がフジテレビに入って来なかったら?と思うと、五社英雄の存在は大きいと、あらためて思える。
しかし、
その、五社英雄
な~~~んで各映画会社に入れなかったんだろう??、という気もする。